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閉塞性動脈硬化症について

「歩いていると足が痛くなる!」
こういった症状の時、多くの方々は整形外科を受診されると思います。そこで精密検査の結果脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアが見つかり治療によって改善することもありますが、実は足の血管の病気が原因のこともあります。動脈硬化は全身に起きる変化で、心臓の血管なら狭心症、心筋梗塞といった病気の原因に。頭の血管に起きれば脳梗塞の原因になります。足の血管の動脈硬化は下肢閉塞性動脈硬化症といって、歩くときの下肢痛や下肢冷感の原因となります。特に同じ動脈硬化が原因なので狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった持病を持った方、あるいは透析中の方に合併することが多いのも特徴です。

検査

病気の発見には外来で可能な簡単な以下の検査を行います。

1、ABI検査 両手両足の血圧を同時に測定し下肢に十分な血液が流れているかどうかを判断します。(図1)

図1

【図1】ABI検査
右足のABIが0.79に低下しています。

2、下肢動脈超音波検査 血管の超音波検査で、血管の狭窄、閉塞を判断します。ドップラー検査を併用すると血流を映し出すことができます。

3、造影CT検査 造影剤を点滴しながらCTを撮像することで、血液の流れ、血管の状態などを把握します。情報量が多く治療方針を決定する場合に役立つので当院では特に力を入れている検査です。(図2、3、4)

図2

【図2】下肢造影CT検査
この画像は血管の立体的な走行の把握に有用です。
右足大腿部の血管に強い石灰化(動脈硬化の変化)があります。

図3

【図3】下肢造影CT検査
この画像は血管の立体的な走行の把握に有用です。
右足大腿部の血管に強い石灰化(動脈硬化の変化)があります。

図4

【図4】下肢造影CT検査
サブトラクションという画像の処理を行うと、血流が途絶えており、血管が完全に閉塞していることがわかります。

治療

治療には、薬物治療、運動療法、カテーテル治療、バイパス手術、血管新生療法などがありますが、短期間の入院で血流の改善が望めるカテーテル治療は患者負担と治療効果の面から優れた治療法と言えます。(図5、6)

図5

【図5】下肢造影カテーテル検査
カテーテルによる血管造影検査ですが、CT検査
同様に閉塞していることがわかります。

図6

【図6】下肢造影カテーテル治療後
カテーテル治療を行い、血流再開いたしました。

治療後は血流の良い状態を維持するために薬物治療、運動療法を併用致します。治療後の経過観察は上記の検査を行って再発がないかを判断致します(図7、8)

図7

【図7】治療後ABI検査
右足のABIが1.02に改善しています。

図8

【図8】治療後CT検査
血流が維持されていることがわかります。
CT検査は治療後の経過観察するにも有用です。

足の症状が気になる場合は是非ご相談ください。

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