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検査・診断・治療について
Treatment

音圧波で石灰化を砕く装置導入と治療開始のお知らせ

現在日本は、世界屈指の長寿国として知られております。
平均寿命が長くなったことに伴い、冠動脈(心臓の動脈)に重大な石灰化を有した患者の方が、多くなっております。
石灰化を放置すると、心臓に必要な血液・酸素が届かなくなり、心筋梗塞や狭心症などの病気につながるため、大変危険です。

その石灰化を砕く治療の一つに経皮的冠動脈形成術(IVLカテーテルによるもの)(以下「 IVL 」という)があり、この治療にアテローム切除アブレーション式血管形成術用カテーテル駆動装置(以下「 本装置 」という)が用いられ、当院で導入し治療を開始しました。

※本装置は、2022年12月に薬事承認された最新鋭の装置になります

このIVLは、医療用の小さなバルーン(風船)が付いたカテーテルを、冠動脈血管壁の内膜~中膜の間に蓄積した石灰化部分で膨らませ、音圧波で硬い石灰化を砕きます。

ゆで卵の殻に例えて説明しますと、テーブルの上で卵を転がすと殻に細かいひびが入りますが、その状態では、内部の白身などを包んでいる膜によって、殻は内部に入り込むことはありません。

この原理から、冠動脈血管壁の内膜~中膜の間に溜まった石灰化は、本装置で砕いても流れだすことはありません。
本装置は、血管への圧力が低いため安全に石灰化の治療を行うことを可能としました。

これにより、動脈を大きく拡大し効果の高い血流の改善を目指す治療となります。

詳しくは、当院の医師へお問い合わせ下さい。

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