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ドックQ&A

Q & A

Q1) 大動脈ドックはなぜ必要なのですか?

A1) 大動脈の病気の一つである大動脈瘤は相当大きくならない限り症状が出ません。しかも症状が出る前に瘤が破裂することがあり、破裂したときは8割の人が助からないともいわれています。自覚症状がないうちに、しかも破裂する前に発見するためには定期的な単純CTによる検査が必要とされています。

Q2) どのような人にこのドックはお勧めですか?

A2) 大動脈瘤の症状(嗄声(声がれ)、血痰(痰に血が混じる)、嚥下困難(食べ物が胸でつかえる)、消化管の通過障害など)がある方はドックではなく心臓血管外科外来を直接受診してください。これらの症状はないけれども大動脈瘤があるといわれたことがある人が身内にいる方や長年血圧が高いのに気にしていなかった方、そして脳血管や下肢血管に動脈硬化があると言われたことがある方、特に60才以上の方にはお勧めしています。

Q3) このドックではどんな検査を行い、どんな病気がみつかりますか?

A3) このドックでは胸からお腹のCT(造影剤は使用しません)撮影とABI検査(腕と足の血圧測定)を行います。CTからは胸やお腹に大動脈瘤があるかないかがわかります。ABI検査からはお腹(お臍あたり)から足までの動脈に狭いところがある可能性の有無がわかります。

Q4) ドックの当日に準備することはありますか?

A4) 内服追加、点滴、採血など一切ありませんのでそのままでお越しください。原則、検査時に着衣交換もありません。

Q5) 検査で何か見つかったらその後はどうすれば良いですか?

A5) 大動脈瘤が見つかったときや閉塞性動脈硬化症(足の動脈が部分的に狭くなる病気)が疑われたときはさらなる検査をしていただき内服治療や手術治療を検討するために、当院の心臓血管外科外来(月曜と木曜日)を受診していただくのが良いと思います。

Q6) ドックは保険がききますか?

A6) 通常の健康保険は使用できません。ドックで異常が指摘された後の外来受診や検査は健康保険を使用できます。

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