わたしたちのビジョン
看護部理念
- 常に患者さんを中心とし、外来・入院から在宅につなぐまで継続した安全・安心のできる心のこもった看護を実践します
- 看護職の使命、責務、倫理観に基づき、チーム医療の中で質の高い看護を提供します
- 専門職として自己研鑽を欠かさず、専門性の高い看護を提供します
- 互いの看護観を尊重し、共に成長できる環境を築きます
質の高い循環器介護の実践
私たちの考える質の高い看護実践とは・・・
救命・重症化予防・早期回復に全力を尽くし、住み慣れた地域での生活を継続していただけるよう、急性期から在宅まで切れ目のないサポートを提供すること
看護提供体制
- チームナーシング+継続受け持ち制
HCNS:Hanaoka Combination Nursing System
パートナーシップマインドを軸に看護師がペアとなって受持ちを行う・各々の知識・経験をシェアしあい、より良い看護を提供する
・医療安全行動(ダブルチェックなど)の質を確保する
・多重業務になった時の業務調整をしやすくすることで患者の安全・安楽を確保する
・新入職員のサポートの強化
・互いに学び合う文化の醸成
・看護スタッフの心理的安全性の確保
パートナーシップマインド
・自立・自助の心:相手に依存せず自立した考え
・与えるこころ:見返りを求めず、自分が積極的に相手をサポートする考え
・複眼の心:異なった目で見るからこそ気づけるという考え
部署紹介
外来
当院の外来には1日平均140名の患者さんが来院されます。診察前の採血や造影検査に必要なルート確保を外来看護師が行います。CTやMRI検査の介助では、患者さんが不安なく安全に検査を受けられるよう、事前の問診や説明、監査中・検査後の観察を行います。
救急車の受け入れ対応も外来看護師が担当しています。一刻を争う心筋梗塞患者さんの場合は、外来からカテ室に直接入室することも多くあります。患者さんの状態を素早く見極め、迅速な対応が求められます。
退院後の患者さんが自宅で安心して生活できるように、病棟での退院指導を引き継ぎ、継続看護を行っています。心不全療養指導士が中心となり患者さんの生活を支援します。
外来には育児時間取得中、生活に合わせて変則勤務の正規職員など、様々な働き方のスタッフが多く、日々協力しながら仕事をしています。
療養支援ナース
療養支援看護師は、患者さんやご家族が安心して在宅療養へ移行できるよう支援する役割を担います。入院中から情報収集や面談を行い、各病棟のカンファレンスに参加して生活環境や医療・介護の必要性を把握し、多職種と連携して退院後の支援体制を整えています。
地域連携室に席を置き、ソーシャルワーカーらと密に連携をとりながら、患者さんひとりひとりに合わせた退院支援を行います。
一般病棟(7:1)
一般病棟は、カテーテル治療や心臓血管手術を受ける患者さんを中心に、急性期から慢性期まで幅広い年齢層の患者さんが入院されます。予定入院の患者さんだけでなく、急性冠症候群や急性大動脈解離、心不全の急性増悪の患者さんなど緊急性の高い患者さんの緊急入院にも対応します。
循環器疾患の患者さんは、見た目ではわからない内部障害(心機能の低下、運動耐容能の低下)を抱えます。病棟では疾患の再発や心不全を繰り返さないよう、患者さんに合わせた生活指導を行います。
急性期から在宅まで切れ目のない看護を提供できるよう、多職種と連携して入院早期からの退院支援に力を入れています。
西病棟(7:1)
西館病棟は、急性期治療を終えて病状が落ち着いた患者様を受け入れています。
プライマリーナースを中心に、患者さんやご家族の思いに寄り添った看護を大切にしています。また循環器疾患を抱える患者さんを生活者として捉え、退院へ向けた生活課題の解決のために様々な職種とカンファレンスし、活発に意見交換をしています。
循環器病棟での勤務経験や退院調整・支援の経験が少ないスタッフも在籍していますが、支え合いながら患者様により良い看護を提供します。
ICU(2:1)
ICUの合言葉は「生きることを支える看護」です。命をつなぐ(救命)こと、よりよく生きること、ふたつの意味の「生きる」を支えるために、常に早期回復を目指しています。
集中治療室に入室される患者さんは治療上の制限が多いですが、「出来ない」ではなく「どうしたら出来るのか」を毎日考えながらケアを行っています。口に呼吸のチューブが入っていても寝たきりにはしません。工夫をしながら患者さん自身が自分で出来ることを増やせるよう、多職種で話し合いを重ねています。患者さんが回復していく過程を共に共有できるのが、私たちの一番のやりがいです。
手術室・中央材料室
手術は患者さんにとって命懸けです。不安を取り除き、患者安全と利益を保証するため、術前から準備を万全に整えます。患者さん自身が手術を前向きに捉え、術前準備に参加し、安心と自信をもって手術に臨むことができるよう、また大手術・術後リハビリテーションを乗り越えた患者さんが、自信をもって退院の日を迎えることができるよう、わたしたち手術室看護師が「伴奏(走)者」となり周術期を支えます。
中央材料室では、手術に使用される器械の滅菌を行うだけでなく、院内各部署で行う消毒・洗浄の指導を行い、院内感染対策に貢献しています。
看護実践
エキスパートナースたち
クリティカルケア認定看護師(日本看護協会認定)
超急性期において回復遅延が起こると患者さんのADLおよびQOLが低下し、生命予後も悪くなることが明らかになっています。「クリティカルケア看護の質は在宅につながる」ことを肝に命じ、おもに重症度・緊急度の高い患者さんの看護ケアに携わり、早期回復支援に努めています。
また、学会活動や執筆などの院外活動を行い看護実践の質向上に尽力しています。
心不全療養指導士(日本循環器学会認定)
退院後の患者さんや心不全を繰り返している定期受診患者さんなどが、自宅で健康管理をしながら、安心・安全に生活できるよう、心不全療養指導を外来で行います。多職種や地域と連携を行いながら、心不全の発症・進行・再発を予防するため取り組んでいます。また病棟の心不全患者のカンファレンスに参加し、情報共有を行い指導に活かしています。
インターベンションエキスパートナース:INE(日本心血管インターベンション学会・日本イタンターベンションラジオロジー学会合同認定)
カテーテル治療の専門知識と技術を活かし、不安を抱える患者様に寄り添いながら、安心して治療に臨めるように支援しています。患者さんの落ち着いた表情が看護の力を実感させてくれ、INEとしてのやりがいを感じています。
また、学会参加や他医療機関との情報共有を積極的に行っています。そこで得た最新の知見を院内に持ち帰り、看護ケアの質向上やスタッフの教育に活かしています。
宮森景子・菅原雅美
終末期ケア専門士(日本終末期ケア協会認定)
循環器疾患の患者さんは慢性的な経過をたどることも多く、病状が変化していくなかで、今後の生活や予後に対し、不安や様々な思いを抱えながら意思決定をしていくことになります。その過程では気持ちが揺れ動くことも多く、私たちは患者さんや周囲の方々が、本当に望むことは何なのか、そしてそれをどのような形で実現していけるのかを考えています。意思決定支援とはとても難しく、悩むことも多い毎日ですが、相談できる仲間たちと日々奮闘しています。
ほかに呼吸療法認定士、心電図検定(1級・2級・3級)合格者たちが活躍しています。
チームによる質の高い実践
褥瘡対策チーム
医師・看護師・薬剤師・栄養士が協働し、皮膚トラブルの予防や対策に取り組んでいます。皮膚トラブル発生時にはチームラウンドを行い、専門性とチームワークを活かして病棟スタッフと一緒に最適なケアを検討・提供できるよう努めています。
栄養サポートチーム
管理栄養士を中心に、医師、看護師、理学療法士、薬剤師らとチームを構成しています。手術侵襲などによる免疫力の低下を予防し、リハビリにより効果的に筋力・体力が強化されるよう、栄養状態を整え、早期回復を目指します。看護師は口腔内環境、食事の形態を工夫をします。
また、毎日経腸栄養の管理や排便コントロールなどを行います。
摂食・嚥下チーム
呼吸不全を伴う心不全患者さん、人工呼吸器管理後の患者さん、大動脈瘤が反回神経を圧迫してしまう患者さんなど、循環器領域においても誤嚥リスクを抱えた患者さんがいます。残念ながら当院には言語聴覚士がいませんが、循環器疾患の急性期治療を終え嚥下リハビリを本格的に行えるようになるまでの間に、さらなる嚥下機能低下を起こさないよう摂食・嚥下機能評価票をもちいて看護師が機能評価を行い、嚥下リハビリを行い成果をあげています。
口腔機能管理チーム
食事を味わい、しっかり咀嚼して食事を摂ることは生きる活力になります。また、手術を受ける患者さんにとっては口腔衛生は、周術期の呼吸器合併症を予防するだけでなく、術後早期の食事摂取につながり免疫力・回復力を高めます。
当院では歯科衛生士を中心とした看護チームを構成し、3回/週の口腔ケア回診をおこない、高齢者や周術期の患者さんへ口腔衛生指導を行っています。
他に、感染対策チームや早期離床・リハビリテーションチームなどがあります。
