お知らせ
320列CT装置のバージョンアップを行いました
2022.04.14
この度、当院で稼働中の320列CT装置2台をバージョンアップし、これまで以上の高精細なCT画像が得られるようになりました。
CT装置の解像度は、主にハードウエアの構成に依存するため、それ以上の高精細な画像を得ることが出来ませんでした。
しかしながら、近年注目されている深層学習(ディープラーニング)による画像構築技術を用いて、最も高精細なCTで撮影された画像を教師画像とすることで、これまでの解像度を超える画像が得られるようになりました。
キヤノンメディカルシステムズが開発したPrecise IQ Engine(PIQE)によるディープラーニングの画像によって、冠動脈CT検査で評価が難しい石灰化やステントに接する部分の描出が向上されるため、さらに正確な画像診断が可能となりました。
石灰化症例:左の従来画像と比較して、右の高精細ディープラーニング画像では血管周囲の白い石灰化部分がシャープに描出されています。
ステント症例:左の従来画像と比較して、右の高精細ディープラーニング画像では小さなステントの内部も明瞭に描出されています。