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お知らせ

RSNA2023で山口放射線技術部長が演題発表をしました

2024.01.25

山口放射線技術部長が2023年11月26日〜11月30日に開催されましたRSNA(Radiological Society of North America:北米放射線学会)で演題発表をしました。
RSNAは世界最大の放射線医学集会であり、この学会で演題が採択されることは,全世界の放射線科医や診療放射線技師等にとっての大きな目標になっています。
新型コロナウイルスも一段落し、現地には多くの参加者が来場されていたとの事ですが、今回もハイブリッド開催が継続されておりましたのでwebでの参加となりました。
山口部長は、当院の開院からRSNAでの学術発表を継続しており、今回で11演題目の採択となっております。
今年の演題は、近年様々な領域で注目されているAI技術の中の深層学習(ディープラーニング)による画像再構成方法に着目した内容です。当院のCT装置には、これまで以上の高解像度が得られるディープラーニングによる画像再構成ソフトが導入されていますが、画像のノイズもかなり低く抑えられる事から、さらなる高解像度が得られるハードウエアの条件であっても、冠動脈の評価に用いることが可能になるのではないかという仮説を立て、ファントムによる評価を行い、使用できる条件を見出して臨床応用が行えた内容を報告しました。
現在は、この方法を日常の検査にも活用しており、ステント治療後や冠動脈の石灰化が多い場合などでは、これまで以上の詳細な評価が可能になっています。
このように、当院では装置の性能だけに頼らずに、診療放射線技師という画像を扱う専門職の知識を用いて、常に良い画像を提供するよう考え行動しております。



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