RSNA2022で山口放射線技術部長が演題発表をしました

2022.12.27

山口放射線技術部長が2022年11月27日〜12月1日に開催されたRSNA（Radiological Society of North America：北米放射線学会）で演題発表をしました。
RSNAは世界最大の放射線医学集会であり、この学会で演題が採択されることは、全世界の放射線科医をはじめ関係職種にとっての大きな目標となっております。
アメリカではCOVID19の影響も少ない状況となっていたため、現地とwebとのハイブリッド開催となりましたが、日本では第8波の中であったためwebでの参加となりました。
山口部長は、当院の開院からRSNAでの学術発表を継続しており、今回で10演題目の採択となり今年の演題は、冠動脈CTの動脈硬化をdual energy CTを用いて解析を行うという内容で、従来の冠動脈造影相ではなく平衡相の画像を用いて、動脈硬化への造影剤の分布から、その性状を定量的に評価するという新しい方法の提案でした。
これは、心筋梗塞の発症に関わる不安定プラークを正確に弁別できる可能性があります。
まだ、日常の検査で使用できる状況にはありませんが、このような知見を重ねながら、日常臨床に還元できる体制の構築を目指します。