画論28th The Best Imageでテクニカル賞を受賞しました。

2021.02.16

　2020年12月20日に開催された画論28th The Best Imageにおきまして、当院のCT画像がAquilion ONE 心血管部門で『テクニカル賞』に選ばれました。
「画論 The Best Image」とは、キヤノンメディカルシステムズが主催する医用画像コンテストで、診断・治療に必要な画像のクオリティに加えて、撮影・処理技術、被検者への配慮、アウトカムに与える影響といった臨床的価値（クリニカルバリュー）を総合的に判断し、｢最良のイメージ｣を選定するという試み（キヤノンメディカルシステムズ　ホームページより）です。

　新型コロナウイルスの影響によって、今回はwebでの開催とはなりましたが、CT部門の応募総数は142症例と多くの演題登録がありました。事前の1次審査において21施設に絞られ、開催当日に各施設からの最終プレゼンテーションが行われました。当院からは、医師の管家医長と放射線部の三浦技師の2名で最終プレゼンテーションに挑みました。
　今回エントリーした画像は、先天性の心臓奇形をCTで発見し、その血流動態もCTで捉えたものでした。このような撮影では、被ばくが問題となります。

しかし、当院のCTにはAI技術を応用した新しい画像再構成法が搭載されており、これを最大限に活用した低被ばくでの撮影に加えて、不整脈対応や位置補正などのあらゆる技術を付加し、さらに、これまでの経験を活かした撮影および処理技術を高く評価して頂きました。 これからも、日々の一つ一つの検査に向き合い、それぞれの撮影に対して全力で取り組んでいきたいと考えています。